2009年12月17日木曜日

世界のクリスマス・ツリー

ジェームス・ロング(James Long)から転送転送を重ねてこちらに届きました。『世界の』といっても、ほんの一部ですが、クリスマスを祝う世界の人々の歓びを味わってください。

アメリカ首府ワシントンDC、国会議事堂のツリー。学童の手作りになる3,000個の電飾で輝き、全50州を象徴している。

イタリアウムブリア地方(Umbria Region)、グビオ市(Gubbio)郊外に聳えるモンテ・インギノ山(Monte Ingino)の斜面に立てられた世界一大きいツリー。4万フィート(12,200メートル)の電線に500個ほどの電球が取り付けられている。古代都市に近代装飾が対照的に輝く。

★高層ビル、グランド・プリンス・ホテル・アカサカの窓にネオンで描かれたクリスマス・ツリーは東京の夜景を華やかに彩る。

プラハの古い街の広場に面したゴシック建築に映えるツリーは、名高いクリスマス市場(Christmas market)に設置された『キリスト降誕の馬屋』を照らす。この大木ツリーはチェコ共和国の南部スマヴァ山(Sumava)で伐採された。

★品質の高いガラス製品で世界中に知られているヴェニスムラノ島(Murano Island)で造られた世界一高いガラス製のツリー。ガラス吹きの名匠シモーヌ・セネディス(Simone Cenedese)熟練した近代感覚で創り上げた。

ロシア;モスクワのクリスマスは、ロシア教正統派(the Russian Orthodox)の暦に従って1月7日に祝う。その何週間も前から、フロースト神父(Father Frost)が魔法のトロイカの乗り、雪の精(the Snow Maiden)に付き添われて舞い降りてきたという伝説を祝う準備の祭りが始まる。神父雪の精(クリスマス・ツリーならぬ)ニュー・イヤー・ツリー(ヨルカ:yolkaとも呼ばれる樅[もみ]の木)の根元に贈り物を届けることになっている。

★ヨーロッパ最大のクリスマス・ツリー(230フィート[70メートル]以上ある)は、ポルトガル、リスボンプラカ・ド・コメルシオ(the Praça do Comércio)にそそり立つ。何千もの電飾が輝くこのツリーが、祝日シーズンを通してリスボンを絢爛と彩る。

「おー、クリスマス・ツリー、おー、クリスマス・ツリー、、、」これはまた、ささやかなツリーが、ドイツカーウエンデル山(Karwendel)に建つ小さな教会をささやかに輝かし、おとぎ話の雰囲気を醸し出している。

★おー、ラ、ラ、ガレリーズ、ラファエット(la Galeries Lafayette)パリでは、クリスマス・ツリーも粋でおしゃれ。この古風で荘重なバロック風のドームの下、10楷分の内壁に輝くファッショナブルな照明、天候に煩わされず、ここへ惹き寄せられる買い物客の数は、ルーブル博物館やエッフェル塔を訪れる観客の数より多いのは当然であろう。

ローマ、ヴァチカン宮殿(the Vatican)の聖なる常緑樹に加えて、セント・ピーターズ広場(St. Peter's Square)には、巨大なツリーがオベリスクを背後にしてそそり立つ。

プエルタ・デル・ソル(the Puerta del Sol)でクリスマス・ツリーが装いも新たに、祭日を祝う通行人をお出迎え。ここスペイン、マドリッドの2週間に亘る祝日は、市民の心を大いに豊かに、とても楽しくしてくれる。12月22日は、世界一の『くじ引き日』で誰かがエル・ゴルド(El Gordo:大当たり)を射ち止める。

ロンドントラファルガァ広場(Trafalgar Square)のクリスマス・ツリーは、ノールウエィの国民が第二次世界大戦中、イギリス軍に救われたことへの感謝の標しとして、1947年以来、毎年贈られてくる。

ロメル・フランクフルト(the Romer Frankfurt's)の市庁舎で、祝日マーケット(the holiday market)で買い求めたグルーワイン(gluhwein)のグラスを一杯傾け、中世のクリスマスを偲び味わう伝統1405年以来続いている。

★丈の高い樅の木を背景に、色とりどり3本の可愛いクリスマス・ツリーが夜を彩って輝く。(所在地不詳)

アメリカの首府にあるアーリントン国立墓地(有名無名戦士の墓)のクリスマス:眠れ安らかに、わが兄弟よ。戦列を保持し、為すべきことを成し遂げたあなた方。眠れ安らかに、眠れ深々と。あなた方が倒れたあと、他の兵士が引き継いで戦った。安らかに、安らかに、さようなら、、、。
[付記:墓石を飾る約5000個の花輪は、メイン州ハリングトン市(Harrington, Maine)のウースター花輪会社(The Worcester Wreath Co.)が輸送費も含めて寄贈したものである。社長のメリル・ウースター(Merrill Worcester)は、1992年以来
毎年この寄贈を続けている。またこの時期になると、メイン州の学童たちが課外授業を兼ねてワシントンを訪れ、墓石に花輪を配る手伝いもしている。もう一言、、、ハリングトン市はメイン州の中で最も貧しい街であることも心に留めておいていただきたい。]

付録

ニューヨーク近郊のクリスマス・デコレーションがNYTの読者から寄せられ、選ばれた80点近くが掲載されています。青字のリンクをクリックなさるとご覧になれます。

1 件のコメント:

JA Circle さんのコメント...

クリスチアンであろうとなかろうと、クリスマスは一年で一番楽しい祭日だと思います。年の末だからでしょうか。新しい年へ心の下準備になります。