
その後一世紀と33年、昨今の電話の驚異的な進化は、ベルをはじめ誰もが想像の及ぶところではなかったに違いない。ここで電話の進化を振り返ってみるのも一興であろう。

◆明治10年、アメリカから初めて電話器を輸入。

◆1890(明治23年):ガワーベル電話器(中);東京と横浜の間で電話が開通;
◆明治26年「もし、もし」が流行して定着。
◆1896(明治29年):デルビル磁石式、壁掛け電話器(右)

◆1897(明治30年):デルビル磁石式乙号、卓上電話器(中);
◆明治32年、東京と大阪の間で長距離電話が開通。
◆1899(明治32年):ソリッド・バック磁石式、壁掛け電話器(右)

◆明治42年、東京と富士山頂の間で電話が通じた。
◆1909(明治42年):2号共電式、壁掛け電話器(左)
◆1927(昭和2年):2号自動式、卓上電話器(右)

◆1950(昭和25年):4号自動式、卓上電話器(中)
◆1953(昭和28年):23号自動式、壁掛け電話器(右)

◆ダイアル式からプッシュ・ボタン式の過渡期、デザイン志向の電話が生まれた。(中)
◆1969(昭和44年):プッシュ・ボタン(アメリカでは『タッチ・トーン』)式、卓上電話器(右)



もし、かくの如きハイテク電話にご興味がおありだったら、"The Evolution of Cell Phone Design between 1983~2009” のサイトをご覧になることをお奨めする。
なお、当記事に掲げた資料の大半は日本電電公社の史料から抽出した。
1 件のコメント:
iPhone の多機能振りには驚嘆した。ただしその機能を誰もが必要とするかどうかは別問題。
コメントを投稿