高橋 経(たかはし きょう)


1956年に、ルイ・マァル(Louis Malle)と共同製作した長編記録映画『沈黙の世界(Le mode du silence/The Silent World)』は、カンヌ映画祭で受賞した他、アカデミー賞のドキュメンタリー部門でも最高賞を獲得した。

クゥストウは、映画作りの傍ら、海洋動物保護運動にも積極的に貢献していたことでも知られている。
今回は、そのクゥストウの作品の内、『イルカの音声(A Sound of Dolphins: 1967作)』の後半で紹介されていた話題をお届けする。前々回の『イルカ:食うか食わないか?』と前回の『イルカ:食うか食わないか;追記』に関連している点にご留意いただきたい。
『イルカの音声』では、クゥストウ・チームが科学者の協力を得て、イルカはその甲高い鳴き声で仲間とのコミュニケーションをしていることを突き止めた。その後、アフリカの沿岸の漁村に立ち寄った。


1 件のコメント:
イルカを捕えて食べる伝統があり、その一方でイルカの助けを借りて魚を捕える伝統がある。古今二人の記録映画製作者たちがそれぞれの伝統をフィルムに収めて公開した。映画の公開を妨害した人びとは、イルカを食べる行為を恥じているからに違いない。
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