
『フジヤマのトビウオ』古橋広之進(ふるはし ひろのしん)が8月2日午前8時頃、世界水泳選手権が開かれているローマ市内のホテルで急死した。死因は急性心不全とみられ、享年80才。
同氏は国際水泳連盟副会長として会議出席と世界選手権の視察のためローマに滞在していた。

衣食住に事欠く戦後の貧困時代の最中で、この快挙は日本国民に大きな歓びを与えた。不幸にも古橋の肉体条件がスポーツ選手としての最盛期だった1948年にロンドンで開催されたオリンピックには日本は参加できず、その4年後行われた1952年のヘルシンキ大会では、古橋の体調条件は峠を越え、入賞は叶わなかった。

一方、1998年9月に定年退職するまで、母校日本大学の文理学部教授として後進の指導にあたっていた。
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