健康度を図る「快眠」、「快食」、「快便」
志知 均(しち ひとし)
2011年2月
2011年2月

永遠の命はなくとも、老後まで健康な人生を送りたいと願うのは誰しも同じである。40歳台になるまでは事故死が多いが、50歳台ではガンや内臓の病気で死ぬことが増え,65歳以上になると死因は第一に心臓病,次がガン、脳卒中、呼吸系疾患と続く。
死因とならないまでも、アルツハイマー氏病(または認知症:Alzheimer’s disease)やパーキンソン氏病(Parkinson’s disease)などの脳神経系疾患は人格の崩壊をもたらす。このような病気になるかならないかは20%が遺伝子、80%が生活態度(life style)や環境因子できまるといわれる。
健康によい生活態度の第一にあげられるのが口に入るものへの注意、即ち禁煙、節酒、低脂肪で繊維性の健康食やビタミン剤その他の栄養補助剤などへの対応の仕方。第二に適宜の運動。第三にパズルなどによる頭の体操。これらすべてを生活態度に取り入れても個人差があるから健康でいられるとは限らない。たとえ医者の定期健診を受けているとしても自分の身体のことは自分で責任をもつことが大切である。
そこで健康度の尺度として三つのことに注意するのをおすすめする。即ち「快眠、快食、快便」の生活をしているかどうか?
快眠

特に目覚めている間に酷使する頭脳の『整理と調整(リセット)』のために必要である。睡眠は眼球が早く動くREM (rapid eye movement)段階と熟睡(deep sleep)段階に大別される。夜眠っている間にはREM/熟睡のサイクルが4-5回繰り返される。REMは目覚めている間に脳の海馬(hippocampus)を通して記憶として蓄えられた情報を大脳各所に分散整理する段階で、古い記憶が引き出されることもあり、夢を見る。情報の整理がある程度進むと熟睡段階に入る。悩み事や心配があると脳の扁桃(amygdala)が興奮状態を続けREMや熟睡を妨げる。
それを防ぐためには、就寝前に精神的なストレスを減らすことが大事で、生活の不安に関する議論や、テレビの暴力番組などは避けて、静かな音楽でも聴きながら「明日は明日の風が吹く」(聖書を読む人なら、一日の苦労は一日で足れり。)とくつろぐのが賢明である。
快食




筋肉や脂肪組織(adipose tissue)の細胞が自己分解で供出したグルコースやケトン体は肝臓を経て脳へエネルギー源として送られる。その結果、肥満の防止になる。絶食により脳でもある程度の自己分解が起きる。アルツハイマー氏病やパーキンソン氏病などでは脳神経細胞に粘性の高い凝集蛋白が付着するのが病因のひとつであるが、自己分解はそれらの蛋白の蓄積を防いでくれるようだ。
快便
廃棄物(garbage)を調べるとその家庭の生活が判るように、検便は消化器系に異状はないか、出血はないかなどを知る上で参考になる。詳しいことは(うさん臭い話になるから)省略する。
記憶違いがあるかもしれないが「寝て起きて、食べてまた寝て、また起きて、あとすることは、死ぬばかりなり」という歌がある。最後のところを「あとすることは、出すばかりなり」として、それが順調に繰り返され、頭の働きも正常であればあなたの健康度は良好であることまちがいない。
1 件のコメント:
この記事のおすすめを、私は永年(40年以上も前にタバコを止めて以来)習慣として実行し健康を管理し保っています。志知先生のおっしゃることには間違いありません。保証付きです。
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