「不況? 何だその『不況』って言うのは?」
不況が世界的に覆っている世の中で、誰もが多かれ少なかれ経済的な圧迫を感じている時代だが、いつもながら例外がある。 その『不況』にまるで縁のない人々が、お金の使い道に困った挙げ句、特別注文して購入したメルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)がその一例だ。その人とは、当然のことながら、アラブ首長國連邦の首都、アブ・ダビ(Abu Dhabi)に住む億万長者である。
このメルセデス・ベンツの主な仕様:
★ V型10気筒、1,600馬力、トルク2,800nm、クオド・ターボ、エンジン搭載
★ 0から加速し時速100キロまで2秒以下
★ 400メートル通過まで7秒以下
★ バイオ燃料使用
★ 車体の板金は純プラチナ
★ 価格:不詳なれど、ずば抜けて高価だったことは確か
「私には関係ない話」ですって?
とんでもない、自動車を運転なさる方々全てに関係大あり。 左様、あなた方がガソリンを使用する限り、それに支払う代金の大部分が、これら不況とは縁がないとうそぶいている人々の懐を限りなく肥やしているのである。言うまでもないが、石油会社が漁夫の利を得て膨大な利益を上げている事も付け加えておく。
1 件のコメント:
今から半世紀前、「世界の石油埋蔵量は無限である」という迷信が信じられていた。当時はガソリンの価格は僅少で、懐に影響せず、ガソリン・スタンドは値下げで人気を呼んでいた。その価値観が変わったのは第一次石油ショックの1975年で、以来ガソリンの観念が180度転換した。
石油の埋蔵量が有限であり、いつか枯渇すると言われ、加えて公害問題や、地球の温暖化を憂える声が高くなってきた。
石油に無縁な社会に体質改善することが急務になっている現代である。
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