2009年6月20日土曜日

折り紙と折りドル

折り紙はご承知の通り日本の伝統民芸です。それに伴って「日本人は手先が器用」という迷信が生まれ、従って「外人は不器用」という偏見のおまけまで付いてしまいました。その通説を信じる信じないは読者の良識にお任せするとして、今回はアメリカの『折り紙』をご紹介いたします。

(クラスで創った折り紙を見せる高校生たち)

『ノー・モア・ヒロシマ』の運動と共に、千羽鶴の伝統も世界中に広まり、アメリカでも折り鶴を作る人々が年毎に増加しています。またオリガミ作りも教科目に加えられ、楽しむ美術教育として一部で定着しているようです。

折り紙を更に拡大解釈し、用紙を正方形の色紙に限定せず、ドル紙幣を折るという『折りドル』を開拓した人もいます。残念ながら、作者の名が判明しませんが、ラッセル・ブロッド(Russell Brod)から転送してきた『折りドル』の作品の数々をご紹介いたします。(高橋 記)

































































追伸


日本の伝統スポーツは相撲です。旧友の早野清(はやの きよし)さんが折々、相撲の番付を送ってくださいます。相撲に関しては『柏鵬(はくほう)時代』と呼ばれた柏戸(かしわど)、大鵬(たいほう)の両横綱以来、50年近くも相撲に縁遠かった私は、横綱三役がガイジンの名前で占められてを見て隔世の感を禁じられません。

ガイジンと言ってもモンゴリアンは私の先祖のようなものですからヨーロッパ出身の力士と比べれば日本人と近い血の繋がりがあるわけです。柔道でも似たような現象が起きているようですが、相撲と共にいずれも国際的に認知されるスポーツに昇格したと考えれば、その将来性に喝采を贈る気持ちになります。(高橋 記)

1 件のコメント:

JA Circle さんのコメント...

器用、不器用は人種と関係ないようです。どの国にも、器用な人、不器用な人がいます。要は個人個人の天性でしょう。