アリガトウ、arigatõ、ありがとう

一年前の今日、東日本に大地震が起こり、続いて津波、そして原発の破損による放射能の流出など、特に太平洋側の東北地方は壊滅状態に晒された。当の日本政府の無策にも拘らず、国内や海外からの自発的な支援に支えられ、生存者たちはある程度立ち直ることができた。災害以前の生活に戻るには、まだ数々の困難を乗り越えなければなるまい。

だが、とりあえず、災害から一年というメドを機会に、被害者達が支援してくれた人々に、様々な形で感謝の意を表明している。ここに3点の例を取り上げた。いろいろ不備な点があるようだが、この際批判はさておいて、被災者たちの表情を暖かく見守って欲しい。編集：　高橋　経

アリガトウ

［46秒］

arigato

［8分8秒：編集註：このビデオは2人の友人から別々に転送されてきた。いずれも胸がつまり涙を流した、とのことだった。私も同様、嬉しい感動がこみ上げてきた。観賞後、制作者を調べたが不明。日本人が制作したような気がする。英語民族だったら冒さないであろうスペルの誤ちがあったからだ。また観賞後、2件ほど気になるコメントがあった。一つは、台湾が災害直後、真っ先に救援に駆けつけ、200億円もの義援金を送ったのに、台湾の名は全く触れていなかった、という不満。もう一つは逆に、朝鮮は何もしてくれなかったのに、一少年に韓国語で『ありがとう』と言わせている、という不平。お説はごもっとも、制作者に成り代わって不備のお詫びを申し上げ、その善意に免じてお許しいただきたい。］

ありがとう

鬼太鼓座の感謝無料公演

［解説：去る3月6日、ニューヨーク市リンカーン・センター(Lincoln Center)のローズ・シアター・オブ・ジャズ(the Rose Theater of Jazz)で『災害から立ち上がり：日本から世界に感謝を込めて(Overcoming the Disaster: Gratitude from Japan to the World)』と銘打ち、ジャパン・ファウンデーション(the Japan Foundation)の後援で鬼太鼓座(おんでこざ)および、若水神楽(わかみず　かぐら)らが無料の公演を行った。この公演の実況ビデオが手に入らなかったので、代わりに鬼太鼓座のビデオをご覧いただきたい。4分53秒］