2011年3月14日月曜日

追記:史上最大の地震/津波

地震/津波/原発爆発のニュースが引き続き報道されています。

当初100人と言われた犠牲者が、『1000人単位で増える、、、』となり、今では少なくとも『1万人を超える、、、』に代わりました。泥水のような荒々しい津波の余波に呑み込まれる数え切れないほどの車や船の映像はこの世のものとは思われません。


航空写真なので、個々の犠牲者は認められませんが、あの泥水の中に無数の犠牲者たちが死に直面し喘いでいたに違いありません。「冥福を祈る、、、」などお座なりの黙祷をしている場合ではありません。かといって救いの手も差し出すことができないもどかしさで、胸が痛むばかりです。

原発事故
「何で原発が、、、」日本に必要なのか、との疑問に、日本の電力の30パーセントが原発に頼っているとの答えが返ってきて唖然としました。原子爆弾の唯一の被災民族である日本人が、原爆反対を唱えている一方で原子力の恩恵を受けているジレンマをどう論理付けたらよいのでしょう?

それには、原発から放射能が『絶対に』漏れないという安全保証が第一条件です。原発の設計者がマグニチュード7.0の地震対策を考慮した、ということですが、言い換えれば「マグニチュード7.0以上の地震が起きた場合は保証できない」ということに他なりません。日本の格言に「転ばぬ先の杖」という警告があり、アメリカの格言にも「、、、最悪事態に備えよ(... Prepare for the Worst)」という言い習わしがあります。


今度の原発爆発の不始末に対して、設備管理の責任者や設計者は、その過小評価による不備の誹りを免れますまい。したがって原発事故は『人災』です。


なお、原発の構造や弱点について、NYTで動画を掲載しています。上の写真、または下線のある部分、ここをクリックなさるとご覧になれます。(上の写真は福島第一原発、右側が第3原子炉、左側が第1原子炉を収納している建物。土曜日の爆発で損壊した)


友人、知人からの消息
主に関東南部、、、東京都、千葉、神奈川、埼玉、茨城 に住む友人、知人から消息が届きました。それを総合してお知らせいたします。個々のお名前はこの際控えさせていただきます。

余震
「家の中にいても柱に掴まらないと立っていられない状態,、、(横浜):」「電車が急停止、車両の横揺れがひどく、架線を支える柱が左右に大きく揺れる。外の住宅ではお母さんが子どもを抱えて家の外に飛び出す、、、強い余震がしきりに、、、アーチの漆喰が崩れ、、、通路は壁が崩れ、ホールの壁が崩れ、煉瓦むき出しで泥だらけ。窓ガラス破損。(水戸)」:「交差点で信号待ちの状態で、地震に見舞われ、クルマが激しく揺さぶられ、道路が波打ち、電柱が大きくゆれ、電線は更に大きく上下左右に揺れ、立ち木も揺れているのを見て慌てて、クルマを路側へ寄せて駐車させた。(千葉):(メールを書き終わる直前)「あっ、今も揺れた!(東京都)

停電/交通機関不能
大規模に停電し、従って電車は運休。勤務中の人々は帰宅できず、勤務先で夜を明かすか、すでに帰途についていた人々は駅の構内で足止めされ不安で不安定、眠れぬ一夜を過ごしたとのことです。こんな状態でも電話は生きている筈ですが、それも不能だったようです。


もちろん、ラジオ、テレビの視聴ができなかったので、刻々の情報は皆無だったようです。東京では多くの自転車屋の自転車が売り切れ、、、と嘘のような話です。


ケイタイ電話
非常時には欠かせない
はずのハイテク通信器具であるケイタイが、あの地震の直後、殆どが不能になったとの不満が何通かありました。多分中継塔が故障したのでしょう。

救済の手を、、、
赤十字救世軍など、信頼できる団体で救援金を募集しています。私も貧者の一灯、僅かながら私個人として最も信頼できるアメリカン・フレンズ奉仕団(American Friends Service Committee)に託して献金いたしました。詳しい手続きは団体名をクリックなさって下さい。

1 件のコメント:

JA Circle さんのコメント...

救済の手をさしのべてください。