2009年3月16日月曜日

知られざる新名所『落ちる涙』

エド・マンサー(Ed Manser)

例の多発テロで世界貿易センターが倒壊された2年後に、その記念碑として『落ちる涙(Tear Drop)』タワーが建立されたことをご存知だろうか?
友人が報せてくれるまで、私はこの『落ちる涙』タワーのことは全く知らなかった。新聞、雑誌、テレビのニュースは欠かさず目を通しているが、それとも見落としたのか、マスコミでは紹介しなかったように思う。

いずれにせよ、このタワーは報道する価値が充分にあると信ずる。タワーが設置された場所は、自由の女神から湾を挟んで8キロ南西のニュージャジー州ベイヨーン(Bayonne)のリバティ・パーク(Liberty Park)である。
これが問題の『落ちる涙』タワー。2001年9月11日(ナイン・イレブン)の犠牲者に捧げ、反テロリズムの宣言を添え、ロシア人の手で建立された。9階建ての高さで自由の女神と肩を並べられるという印象的な作品だ。
ロシア国民からの贈り物で、作者はズラブ・テサレテイ(Zurab Tesereteii) 反テロリズム宣言

石の歩道












ナイン・イレブンの全犠牲者名が、ちょうどワシントンにあるベトナム記念碑のように、礎石部分の黒曜石の表面に刻まれてある。(左上は石だたみ;右は犠牲者名)


















その日は寒風が吹く冷たい日だったが、わざわざ出掛けた価値は充分にあった。(左上はタワーの礎石を含む下半分;右はタワーの『涙』が落ちる上半分)そこは埠頭で『女神』が遠くに眺められる。

1 件のコメント:

JA Circle さんのコメント...

Never again Terrolism