事の起こりは去る2月26日に遡る。
その夜、フロリダ州、サンフォードの住宅地を、トレイヴォン・マーチン(Trayvon Martin)なる少年がコンビニ店で買い物をして歩いていた。それをジョージ・ジマーマン(George Zimmerman)という28才の自警団員が『直感的に不審なもの』を感じ、少年の後をつけ始めた。その後の行動は、ジマーマンが携帯電話で警察に報告した録音が証拠として残っているだけで、二人が争ったかどうかの詳細は今のところ推測以外のものではない。
結果として自警団員ジマーマンが『身の危険を感じ、自衛のため』丸腰の少年を射殺してしまったのである。
結果として自警団員ジマーマンが『身の危険を感じ、自衛のため』丸腰の少年を射殺してしまったのである。
殺された少年が黒人で、殺した自警団員が白人だったことから、この事件は『人種偏見』問題に移行し、抗議集会やデモが繰り広げられるという事態に拡大し、現場状況は曖昧のままくすぶり続け、ジマーマンは世論に従って逮捕されたが、未だにマスコミが連日取り上げている。
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「銃器所有で自由を守ろう」対「銃器の不法使用に正しい裁きを」 |
さて、この事件の今後の成り行きは報道関係に譲るとして、本題に入ろう。