またある11月の週末、兄はニューヘィブン(New Haven:コネチカット州)で開かれる『クレッシュ友の会(the Friends of the Crèche)』の年次総会に招待されているけど、お前も一緒に行かないか、と誘われた。私は、世の中にそれほどの『生誕の馬小屋』マニアがいるのかと奇妙に思いながらもついて行った。
ナイト・オブ・コロンバス(the Knights of Columbus)に展示されたクレッシュの数々を観覧中、私たちは大勢の収集家たちに出会った。そのクレッシュの数は300、あるいは600点もあったであろうか、殆どが家を建て増して馬小屋のようなもを展示していた。
それはとも角、以下1960年以降に生まれた国を年代順に列記した。どう発音したらよいか判らない国名があるので、全てローマ字のままにしておいたのでご容赦いただきたい。出典はNational Geographic maps; U.S. Department of State country background reports; Online CIA Factbook; Federal Research Division, Library of Congress Country Studiesの調査データによる。
この上塗りされた『ジョアン・オブ・アーク(日本では仏名ジャンヌ・ダルクで通っている)』は、1980年代に暗躍したグラフィティ画家が描いた『ハンド・オブ・ドゥーム("Hand of Doom"「破滅的運命の手」下の写真;電車1車両分の側面)』のスタイルを踏襲している。作者の名はシーン(Seen)としか判っていない。
連鎖状のリンはDNAとその化学結合の背骨に相当する。特に生体的エネルギーを備蓄するためのアデニン(核酸塩基の一つ)トライフォスフォラスが含まれている微分子の中にある。例えれば、バッテリーが蓄えている化学的エネルギーのようなものだ。その生体的エネルギーは摂氏160度以上の熱でなければ分壊しない。 米航空宇宙局NASA(National Aeronautics and Space Administration)、宇宙生体学の一員で、カリフォルニア州メンロー・パーク(Menlo Park)のアメリカ地質学調査部門(the United States Geological Survey)で働いていたフェリサ・ウォルフ・サイモン(Felisa Wolfe-Simon:上の写真)女史と同僚たちが、同州で塩分やアルカリ性が高く毒性(arsenic)が強いモノ湖(Mono Lake)の湖底からバクテリアを掬い取り研究室へ持ち帰り試験管に入れておいた。