12月15日付け、NYTから抜粋
ゴールデン・グローブ賞(The Golden Globe Award)とは、2011年の間に公開された劇場映画やテレビ映画から優れた作品を候補として選び、その中から脚本、製作者、監督、俳優その他各部門の最優秀者に与えられる賞である。同賞は、毎年春に行われるアカデミー賞授与の祭典に先立って行われるので、映画ファンの興味を盛り上げるのに効果があるようだ。
ゴールデン・グローブ賞は、ハリウッド外国通信協会(Hollywood Foreign Press Association: HFPA)のメンバー93名から成り立ち、1944年1月、ロサンゼルス、20世紀フォックスのスタジオで第1回の祭典が発足した。今回が69回目の祭典で、年明けの1月15日が予定されている。
2011年の候補作品は次の通り。
『アーチスト(The Artist)』はハリウッド映画の初期を思わせるサイレント映画仕立て。コメディ部門とミュージカル部門を含め、6部門の候補となっている。
ドラマ部門の最優秀映画候補としてジョージ・クルーニー(George Clooney:左)主演『子孫たち(The Descendants)』。
同じくドラマ部門で対抗しているのが『手伝い(The Help)』で、主演女優賞候補にヴィオラ・ディヴィス(Viola Davis:右)と助演賞候補にオクタヴィア・スペンサー(Octavia Spencer:中央)が挙げられている。
『ドラゴンの入れ墨がある女(The Girl With the Dragon Tattoo)』を演じたルーニィ・マラ( Rooney Mara)も主演女優賞候補になっている。
チルダ・スイントン(Tilda Swinton)も『ケヴィンのことで話し合わねば(We Need to Talk About Kevin)』で主演女優賞候補に挙げられた。
『鉄の夫人(The Iron Lady)』で、元イギリス首相マーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)夫人を演じたベテラン女優メリル・ストリープ(Meryl Streep)も主演女優賞候補に挙っている。
ジョージ・クルーニー主演の『3月15日(The Ides of March)』は最優秀作品候補。
主題役を演じたレオナルド・デカプリオ( Leonardo DiCaprio)は『J. エドガー(J. Edgar)』で最優秀男優賞の候補。
『恥辱(Shame)』で色情狂を演じたマイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)はドラマ部門で最優秀男優賞の候補。
スチーブン・スピールバーグ(Steven Spielberg)作品、第一次大戦のエピソード『軍馬(War Horse)』も最優秀作品候補に挑戦。
ドラマ『アルバート・ノッブス(Albert Nobbs)』の主演、グレン・クロース(Glenn Close)は、最優秀女優賞と共に、テーマ音楽の最優秀作詩、作曲の候補に。
野球にまつわるドラマ『マネーボール(Moneyball)』で主演したブラッド・ピット(Brad Pitt)は最優秀男優賞の候補に、作品も最優秀作品候補に。
マーチン.スコーシィズ(Martin Scorsese)製作、エイサ・バターフィールド(Asa Butterfield)と、クロー・グレース・モレッツ(Chloe Grace Moretz)共演の『ヒューゴ(Hugo)』は最優秀作品候補に。
ウディ・アレン(Woody Allen)製作の幻想的ロマンス、オーウエン・ウイルソン(Owen Wilson:右)とカーラ・ブルニ(Carla Bruni:左)共演の『パリの真夜中(Midnight in Paris)』は最優秀ミュージカル、又はコメディの候補に。
『五分五分のチャンス(50/50)』は、ガンを宣告されたセス・ローゲン(Seth Rogen:左)とジョセフ・ゴードン-レヴィット(Joseph Gordon-Levitt)が共演する二人の親友の話。(候補部門は不明。)
『花嫁の付き添い(Bridesmaids)』は、最優秀コメディ、またはミュージカルの候補に。
『マリリンと共に一週間(My Week With Marilyn)』は、最優秀コメディ、またはミュージカルの候補に、主演のミシェル・ウイリアムス(Michelle Williams)は最優秀女優賞の候補に。
『血と蜜の國で(In the Land of Blood and Honey)』の製作で初めて監督になったアンジェリナ・ジョリィ(Angelina Jolie)は、優秀外国映画賞の候補に。
1 件のコメント:
映画って、楽しいですね!
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