国際平和デーについて
1981年、国連総会の通常会期が始まる第3火曜日の9月21日、イギリスとコスタ・リカ(Costa Rica)の提案で、平和の理想を記念し更に強化する日、国際平和デー(International Day of Peace)の設定を提案し、国連総会はそれを決議し発表した。以来、毎年9月21日を国際平和デー、または世界平和デー(World Peace Dayとも言う)と定めた。この日だけは、戦地なら一時的に戦闘を控え、世界的に戦争の無い日にした。多くの国々、政治集団、軍事集団、そして世界中殆どの人々が同調し実践されてきた。
この日を世界に想起させるため、国連本部ビルでは日本の国会から寄贈された平和の鐘が打ち鳴らされる。この鐘は当時の加盟国すべての国々の子供から集められた貨幣が溶かしこまれ『世界絶対平和万歳』という言葉が刻まれている(上の写真)。
ある小都市での共鳴
ミシガン州マウント・プレザント市(Mt. Pleasant)にあるモンテソリ保育園(Montessori Children's Center)では、国連の呼びかけに呼応し、その週末に当たる9月24日に、クエーカーのメンバーが建立し献納した『平和塔』の除幕式が行われた。その8面には、下掲のように8カ国語で「平和を守る」願いと決意の言葉が表示されている。
『平和塔』制作について:
高さ2.5メートル;直径37センチ;文字板10センチx120センチ、プラスチック;鳩は高さ38センチの木製で翼はプラスチック;中芯はスチール・パイプでセメントの土台で固定。
デザインと制作は高橋経(中央)、頂点の白鳩制作:ディヴィッド・グーレイ(David Gourlay右から2人目)、インストレーション協力:スチーブン・ラダ(Stephen Lada 右端)、ドン・ナグラー(Don Nagler 左端)、レイ・ディヴィース(Ray Davies 左から2人目)。いずれも塔を献納したクエーカー(Quaker)のメンバー。
1 件のコメント:
平和への努力は、地味ながら、絶え間ない心掛けが必要です。
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