過去6年間における首相の交代
■ 小泉純一郎(昭和17年生れ)、自民党:2005年9月21日〜2006年9月26日
■ 安倍晋三(昭和29年生れ)、自民党:2006年9月26日〜2007年9月26日
■ 福田康夫(昭和11年生れ)、自民党:2007年9月26日〜2008年9月24日
■ 麻生太郎(昭和15年生れ)、自民党:2008年9月24日〜2009年9月16日
■ 鳩山由起夫(昭和22年生れ)、民主党:2009年9月16日〜2010年6月8日
■ 管直人(昭和21年生れ)、民主党:2010年6月8日〜2011年9月2日
■ 安倍晋三(昭和29年生れ)、自民党:2006年9月26日〜2007年9月26日
■ 福田康夫(昭和11年生れ)、自民党:2007年9月26日〜2008年9月24日
■ 麻生太郎(昭和15年生れ)、自民党:2008年9月24日〜2009年9月16日
■ 鳩山由起夫(昭和22年生れ)、民主党:2009年9月16日〜2010年6月8日
■ 管直人(昭和21年生れ)、民主党:2010年6月8日〜2011年9月2日
日本の新聞の社説を読んだ限りでは、いずれも就任当時の国民の期待に背き、失望の末、辞任し(あるいは辞任に追い込まれ)政権から脱落している。
特に今年は東北が大震災に見舞われ、人的、物的ともに莫大な被害を被った挙げ句、損壊した福島原発の放射能漏れ対策が一向にメドが立たないまま、政治家の無対策、そして政治の空白によって国民の難儀が存続している。管直人に代わって、『ドジョウ』こと民主党の野田佳彦が首相の座に就いたが、震災や放射能の事後処理や、経済問題を善処する意欲や能力があるのか、望みが空しいまま、それでも期待を受け、全力を尽くして対処してもらいたいものだ。(2011年8月30日、下院議会で首相に選ばれ、拍手を受ける民主党の野田佳彦:左から3人目で起立)
アメリカも、山積みする自國の難問に追われて汲々としているが、友好国、日本の将来も無関心ではいられない。編集:高橋 経
アメリカも、山積みする自國の難問に追われて汲々としているが、友好国、日本の将来も無関心ではいられない。編集:高橋 経
日本の新首相に期待できることは?
9月4日付け、NYタイムズ紙、社説から
民主党内から野田佳彦が選出され、辞任した管直人に代わって首相となった。國民が選んだ首相ではない。昨年来、財務大臣としての職責を充分に果たしていない内に、更に重責を担った野田新首相には、これからの政策方針はまだ固まっていないようだ。
彼の思想は国粋主義に傾いており、日米戦争当時の戦争指導者たちは、国際法廷で『戦争犯罪者』として裁かれたのであって、日本の法廷で裁かれたのではないから、彼らの戦争責任は認められないと公言してはばからない。こうした彼の姿勢が、中国や南朝鮮の反感を買っている。一方野田は、アメリカ政府と良い関係を保つべく、沖縄の米軍基地を移転させる運動には消極的で、発言を控えている。
特に最低な態度は、自国の経済問題の解決に対して明確な方針がないことだ。過去20年来、国際的な経済危機も含めて停滞している経済成長、円高にようる打撃、そして大震災の救済問題、などへの具体的な対策は立っていないようだ。増税して経済の復旧を考えているようだが、産業経済が強化されない内に増税する事は賢明ではない。現在の日本は、世界的な不況に巻き込まれているのが実情だ。
野田は、直面している膨大な債務を軽減させることが当面の急務だと主張している。それ自体は確かに正しい。しかし、本当の急務は、国内需要を活発にするために、経済機構を立て直すことではあるまいか。日本経済に必要なことは、市場を活気づけ、規制を改善することだ。
過去の首相では、5年前、自民党の小泉純一郎が効果的な政策をとっていた。小泉以後の後継首相たち5人は、首相の椅子をタライ回しにしただけで、何らの成果も収めていない。野田新首相がこうした惰性的伝統を打ち破る人物であって欲しいものだ。
アメリカ政府は、日本のこうした過去のタライ回し政権との外交にはうんざりしている。こんな状況の下で、野田新首相が、今月開かれる国連総会に出席する予定で、会議の後、オバマ大統領がホワイト・ハウスへ招待することになるであろう。その際、両首脳が、中国との関係、北朝鮮の原子力計画、世界的な経済不況などについて、今後どう対処するかについて討議する必要がある。
彼の思想は国粋主義に傾いており、日米戦争当時の戦争指導者たちは、国際法廷で『戦争犯罪者』として裁かれたのであって、日本の法廷で裁かれたのではないから、彼らの戦争責任は認められないと公言してはばからない。こうした彼の姿勢が、中国や南朝鮮の反感を買っている。一方野田は、アメリカ政府と良い関係を保つべく、沖縄の米軍基地を移転させる運動には消極的で、発言を控えている。
特に最低な態度は、自国の経済問題の解決に対して明確な方針がないことだ。過去20年来、国際的な経済危機も含めて停滞している経済成長、円高にようる打撃、そして大震災の救済問題、などへの具体的な対策は立っていないようだ。増税して経済の復旧を考えているようだが、産業経済が強化されない内に増税する事は賢明ではない。現在の日本は、世界的な不況に巻き込まれているのが実情だ。
野田は、直面している膨大な債務を軽減させることが当面の急務だと主張している。それ自体は確かに正しい。しかし、本当の急務は、国内需要を活発にするために、経済機構を立て直すことではあるまいか。日本経済に必要なことは、市場を活気づけ、規制を改善することだ。
過去の首相では、5年前、自民党の小泉純一郎が効果的な政策をとっていた。小泉以後の後継首相たち5人は、首相の椅子をタライ回しにしただけで、何らの成果も収めていない。野田新首相がこうした惰性的伝統を打ち破る人物であって欲しいものだ。
アメリカ政府は、日本のこうした過去のタライ回し政権との外交にはうんざりしている。こんな状況の下で、野田新首相が、今月開かれる国連総会に出席する予定で、会議の後、オバマ大統領がホワイト・ハウスへ招待することになるであろう。その際、両首脳が、中国との関係、北朝鮮の原子力計画、世界的な経済不況などについて、今後どう対処するかについて討議する必要がある。
そうした討議が、国連議会に付随した儀礼的な外交に終わってはなるまい。
2 件のコメント:
國のため、国民のため、、、。これが首相たる者の第一条件。忘れる勿れ。党利党略は二の次とわきまえるべし。
アラン灰田さんから頂きました。
「日本歴代の総理大臣は残念ながらみんなSORRY DAIJINで終わっていますね! ーーーアラン」
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